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「幾重へにもーふたつの旅ひとつの物語」写真展開催


この度、千代田路子写真展「幾へにも-ふたつの旅ひとつの物語」と題して、共通のテーマを持つ二つの作品、八百屋お七を模した人形に出会ったことをきっかけに制作した作品「おしち」と亡くなった母への思いについて考え制作した作品「新しい旅の始まり」を展示いたします。

◼︎作品について

全ての人には誰かしら亡くなった大切な人がいます。それは家族や最愛のパートナーであったり、友人、恩人たち。大切な故人は忘れがたく、私たちは時に鮮やかに思い出します。けれど、その亡くなった人へのさまざまな思いは複雑で、その大きさや深さに囚われてしまうことはないでしょうか。

2009年に父親が、2015年に母親が他界した後に、二人に対する思いに当惑し、特に母への思いとどう向き合っていけば良いのだろうかと考えさせられている自分がいました。

今回発表するふたつの作品「おしち」と「新しい旅の始まり」は、そのように故人に残された自分をきっかけとして制作したものです。

それぞれ違う物語ですが、「おしち」は主に出雲など西日本へ、「新しい旅の始まり」では東北の海へ、どちらも巡礼に似た旅をしながら撮影した写真で構成されています。おそらく私は日常を離れ内省し、作品を作ることを通じて両親への喪の作業をしていたのだと思います。

◼︎作品展概要

会場:  Roonee 247 Fine Arts

   〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F

     Tel&Fax 03-6661-2276

開催期間:2019年1月22日(火曜日)~27日(日曜日)

     12:00-19:00(最終日 16:00まで)

展示作品:「おしち」「新しい旅の始まり」の作品 合計40点前後

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