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五百羅漢修復 祈りの継承
 

修復家・長井武志の五百羅漢修復の仕事を伝えるプロジェクト

プロジェクトについて

天恩山五百羅漢寺(東京都目黒区)の五百羅漢像は、江戸時代の仏師・松雲元慶が彫刻し、 度重なる天災、人災を奇跡的に免れ、305体が今なお一堂に現存、人々の信仰の対象となっています。 歴史的文化的に価値が高く、東京都の重要文化財に指定されています。

写真家・千代田路子は、羅漢像の素晴らしさと、この貴重な像を後世に伝えようと修復に取り組む修復家・長井武志氏の活動に感銘を受け、撮影を行いました。

そして、羅漢像の修復を紹介することにより、多くの人々の関心と理解を惹起し、貴重な歴史・文化資産を未来に継承できる社会づくりに貢献したいとの考えに至りました。

そこで、天恩山五百羅漢寺の協力を得て、写真と映像の作品展示と講演会で構成する「五百羅漢修復 祈りの継承」展開催と写真集発刊の運びとなりました。

写真(千代田路子)

修復を待つ五百羅漢の姿を見た時に、圧倒的な存在感と美しさに魅了された。仏像の体に残された数々の時の痕跡。傷つき変容するその姿をなぜ美しいと感じるのか。私は五百羅漢と、そして羅漢を後世に残す修復家長井武志氏の仕事を写真で残したいと思った。

作品集

現在、私たちが寺院や博物館で目にする仏像は、実は過去に幾度かの修理 を受けて現在にいたっています。」

長井武志氏のこの言葉を聞いて、私は仏像は人の手によって継承されているもので、別な言い方をすれば、修復されなければ壊れてしまうものなのだということを改めて学びました。そして、仏像修復について多くの皆様にお知らせしたいと思うようになり、写真集という形にまとめました。この写真集には、修復についての、修復家・長井武志氏の解説、五百羅漢寺執事の堀研心氏の羅漢寺と羅漢像についての紹介、そして、写真評論家の上野修氏に作品についての評論を寄稿していただきました。 

写真点数80点、100Pの充実した内容の、美しく端正な写真集に仕上がりました。

・A4変形(H280×W200) 、表紙、見返し、本文100P 

・デジタル印刷(4C) 、無線PUR並製(雁垂れ) 、スリーブケース付き 

・価格 4,000円(税込)

・販売 りぼん舎/ Amazon  https://www.ribbonsha.com

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・発刊日 2021年12月20日

・著作者   千代田路子

・発行人   吉野千枝子

・写真    千代田路子

・編集    吉野千枝子

・デザイン  石山さつき

・発行所   りぼん舎

・印刷・製本 日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社

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動画(松山瑞樹)

羅漢像の修復に取り組む、仏像修復家 長井武志氏と五百羅漢寺 執事・学芸員 堀研心氏が修復にかける思いをそれぞれが語る、ロングインタビュー映像。

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